最近になって、なぜだか分からないけれど、御主人様の前でする行為の中で羞恥心を感じることが多くなってきた。
以前から、私は御主人様から「豚」とか「犬」扱いをしてもらうことではなく、あくまでも人として壊されてみたいと思う気持ちが強い。特に男性Sのが、女性Mさんに対して「犬」「豚」扱いをしているのを見ることがあるけれど、あまり好感を持てないことが多かった。
外を歩いていた格好から、コートを脱いだだけの姿の御主人様の前で、一糸まとわぬ姿で平伏することに羞恥心は感じなかったし、むしろ、不思議な安堵感を感じるくらいだった。
男性なんだから、裸に対する羞恥心なんて、そんなものだろうと思っていた。
けれど、しばらく前、戯れにワイシャツを着たまま縛られ、はさみでそれを切り裂かれていく行為をされた瞬間、自分の中で、何かのタガが外れてしまったような気がする。
「脱ぎなさい」などとい命令をされたことはないし、されたところでそんなに羞恥心など感じない、と思っていたのに、拘束された姿のまま、好き勝手にシャツを切り開かれていく感覚が、こんなに理性を切り裂かれるものだとは思ってもみなかった。
ぼろ布のようになったシャツを、最後に切られて裸身になった自分の姿は、人であって人でないような、男であって男でないような、不思議な感覚に包まれて感じられる。
望んで裸になり、奴隷の仕草として足下に寄り添う時とは違う感覚を、呼び起こされるのかもしれない。
今までなんの興味も持たなかった「犬」のように四つんばいで歩く姿をネットの動画で見かけながら、膝をつけずにお尻を振りながら苦しそうに呻き続ける女性の姿になぜか自分を重ねてしまった。
嬉しそうに、微笑みながら右手の鞭で、したたかにお尻を打たれる妄想と共に。
| ホーム |