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Visions of Masochist
自分を律し、行き先を指し示す【Vision】。 しかし、行き先の分からない「背徳の幻想」が、私の中には存在する。
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イラマチオ
 最近見たビデオで、裸にされ、後ろ手に拘束されたまま、激しくイラマチオを強制され、喉の奥を男性自身で突き上げられ、口をとじることもできずえづきながら涙を流しながら苦悶するシーンに、久しぶりの興奮を感じた。

 「えぐる」性と「押し込まれる」性、これほど、男女間の荒々しい性描写はないような気がした。


 
 男性との経験が過去にあったにせよ、私には同性愛の資質はない。

 身体が男性自身を求めていると感じたことはないし、男性の身体のまま男性に抱かれたいと思うこともない。「男性」にエロスを感じることがない以上、男性である私が男性自身に向かってイラマチオすることはできない。

 時々、御主人様の指で、口中から喉奥を探られることはある。

 喉の粘膜が少々過敏な私は、御主人様の柔らかな指の腹が舌のの付け根あたりを撫でた瞬間、喉が反射を起こし、両目から涙があふれ始める。それは、苦しさと、指先で自分の苦痛を支配されている満足感が、喉からゆっくりと全身に広がる瞬間だ。

 そして、その度、この指が御主人様のペニスだったら、と考えてしまうことがある。


 後ろ手に拘束された姿勢で、膝立ちで立った私の前に、御主人様のペニスが置かれ、唇を開いた途端、それ以上開かない広さまでこじ開けられて、口中を犯される。
 激しい反射に噎せながら顔を後ろに反らそうとした瞬間、両手でしっかりと頭を持たれ、後方の逃げ道を断たれた喉奥を責めたてられる。

 何分も、何分も、呼吸さえ自由にならない苦しみの中、意識がもうろうとし始める時、私の口中が、確かに御主人様の一番敏感な部分をくわえ込み、放さずにいると、やがて嚥下することができるかもしれない。

 身体の中に、御主人様を受け入れること。

 男性の私が、女性の御主人様を仰ぎ見て隷属する関係の中、それは決して叶うことはないけれど、口中を犯し、嗚咽の涙を流させる行為が、羨望の先にあるような気がするのは、どうしてなのだろう。

 自分の性を疑うわけではない。

 けれど、その性を認めたSexの最中、激しく身体の中心を貫きながら、私は時々御主人様に貫かれたい衝動がほとばしることがある。

 Mという性には、女性的な何かが、あるのだと思う。
身体が女性で、Mであることと、身体が男性でSであることは、ひょっとしたらSMの中では「正統」なことなのかもしれない。

 女性Sや、男性Mが異端、というわけではなく、どこかで、性的な攻守を入れ替えてもその性を成り立たせようとする意識が、女性Sと男性Mの隷属の中には必要になるのだろう。

 ○○はOK、××はNG、という条件をやたらに並べ立てたM男性に違和感を覚えるのは、きっと、そうした「攻守」の入れ替わりができないことの証明だから、なのかもしれない。
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