ハリウッド制作の「ドラゴンボール」の実写版が公開されるらしい、という話しをどこかで読み、最近のドラマの原作がみんな漫画になっているなぁとふと思い、そして結局堂々巡りになる「アニメがいいか、実写がいいか」という命題(?)を久しぶりに身近に感じた。
以前にも書いた話だけれど、私がSMにはまったころのSMビデオといったら、アートビデオとシネマジックくらいしかなかった。レンタルビデオショップのアダルトコーナーに新作が出る度、ほぼ全部目を通したといっても過言ではない。
時折、たぶんインディーズのレーベルからSM(のような)作品がリリースされていることも合ったけれど、良かったためしがなかった。縄が緩い、女優が嘘っぽい、男優がただ乱暴な口調をするだけ、女優が好みじゃない・・・、満足の理由は少ないのに、不満な理由はいくらでも見つかるのが不思議だ。
しかし、今や様変わり。インディーズの素人女性を売り物にしたレーベルに出ている女優(?)さんでも、「どうしてこんなかわいい子が?」と思うような作品が、本当にいくらでもある。棚からあふれんばかりのDVDの中から、どれを6本選ぶかで迷う時代が来るなんて、本当に昔は信じられなかったなぁ、と思う。
以前にも書いた話だけれど、私がSMにはまったころのSMビデオといったら、アートビデオとシネマジックくらいしかなかった。レンタルビデオショップのアダルトコーナーに新作が出る度、ほぼ全部目を通したといっても過言ではない。
時折、たぶんインディーズのレーベルからSM(のような)作品がリリースされていることも合ったけれど、良かったためしがなかった。縄が緩い、女優が嘘っぽい、男優がただ乱暴な口調をするだけ、女優が好みじゃない・・・、満足の理由は少ないのに、不満な理由はいくらでも見つかるのが不思議だ。
しかし、今や様変わり。インディーズの素人女性を売り物にしたレーベルに出ている女優(?)さんでも、「どうしてこんなかわいい子が?」と思うような作品が、本当にいくらでもある。棚からあふれんばかりのDVDの中から、どれを6本選ぶかで迷う時代が来るなんて、本当に昔は信じられなかったなぁ、と思う。
そんな中、女性S・男性Mもののビデオの進歩のなさがすごく目に付く。
女優さん(女王様?)の化粧や髪型がちょっと変わった程度で、内容は正直20年前から大差ないんじゃないかと思うものが多い。
女性看守の刑務所モノ
とにかくたくさんの女性が出てきてM男性を踏みつけ続けるもの
とにかくハードに鞭で叩き続けるモノ
「人間便器」をただただ映像化したモノ
ビデオボックスの「6本」の中に数本、M男性用ビデオを混ぜる時もあるけれど、大抵は延々とこんな感じのものばかりで結局まともにはまることもなく終わる。
何年たってもこういうビデオばかり目に付くということは、そういう「いかにもな女王様像」を求めている男性が、相当多いのだろう。でも、いくら女性側だけ作り込んでも、責められる男優がみんなろくに手入れもしていないようなくすんだ肌をしたぼさぼさ髪の中年男性とか、でっぷり下腹が出ている男性ばかりでは、2時間近く見続けるなんて無理だと思う。
そもそも、男性の悲鳴はM女性の悲鳴と違って、基本的に情けなくて、醜い。それだけでも見ている自分の惨めさを実感させられるに十分なのに、映像まで醜かったらとても視聴に堪えない。
ではアニメで、と思うと、今度は絵のタッチが「今のアニメ風」なものには今ひとつ感情移入できないし、そもそもS女性とM男性の組み合わせのアニメSM作品はほとんど見かけたことがない。「BL」作品にはよくあるようだが、女装もしない男性同士の絡みや心模様のやりとりは、どこにでもいる「ふつうに男」な私にはあまり共感できないのでパスしてしまう。
ずっと以前、北川プロか六本木のミストレスで出していたSMビデオで、春川ナミオの絵をスライドのように使いながら、オトナの女性の声優さんが語りかける、という作品があった。
今思うと、あれが一番燃えたかな?と思う。
活字→アニメ→実写、とディテールが「本物」に近づくにつれて、かえって違和感が強くなるのは不思議だが、それだけM男性のファンタジーは千差万別ということなのだろう。
と、思っていたら、春川ナミオ氏がアドバイザーになっている実写ビデオが発売されていた。内容はモロに「女性看守刑務所」「集団踏みつけ」「人間便器」と、ありがちだが、さすが自分の絵で表現する世界観が確立されている氏の作品だけあって、「Femdomもどき」な作品よりずっとツボが分かってるなぁ、と興味津々だった。
フェチな世界のニッチなレーベルらしく、今時えらく値段が高い。
やっぱりどんな世界にもメジャーな部分とニッチな部分とがある。私は、ニッチ派なので、「いかにも」じゃない作品が増えたら、嬉しい。
「フェチ専門総合サイト Fetish World」内、「般若娘」レーベルの紹介
女優さん(女王様?)の化粧や髪型がちょっと変わった程度で、内容は正直20年前から大差ないんじゃないかと思うものが多い。
女性看守の刑務所モノ
とにかくたくさんの女性が出てきてM男性を踏みつけ続けるもの
とにかくハードに鞭で叩き続けるモノ
「人間便器」をただただ映像化したモノ
ビデオボックスの「6本」の中に数本、M男性用ビデオを混ぜる時もあるけれど、大抵は延々とこんな感じのものばかりで結局まともにはまることもなく終わる。
何年たってもこういうビデオばかり目に付くということは、そういう「いかにもな女王様像」を求めている男性が、相当多いのだろう。でも、いくら女性側だけ作り込んでも、責められる男優がみんなろくに手入れもしていないようなくすんだ肌をしたぼさぼさ髪の中年男性とか、でっぷり下腹が出ている男性ばかりでは、2時間近く見続けるなんて無理だと思う。
そもそも、男性の悲鳴はM女性の悲鳴と違って、基本的に情けなくて、醜い。それだけでも見ている自分の惨めさを実感させられるに十分なのに、映像まで醜かったらとても視聴に堪えない。
ではアニメで、と思うと、今度は絵のタッチが「今のアニメ風」なものには今ひとつ感情移入できないし、そもそもS女性とM男性の組み合わせのアニメSM作品はほとんど見かけたことがない。「BL」作品にはよくあるようだが、女装もしない男性同士の絡みや心模様のやりとりは、どこにでもいる「ふつうに男」な私にはあまり共感できないのでパスしてしまう。
ずっと以前、北川プロか六本木のミストレスで出していたSMビデオで、春川ナミオの絵をスライドのように使いながら、オトナの女性の声優さんが語りかける、という作品があった。
今思うと、あれが一番燃えたかな?と思う。
活字→アニメ→実写、とディテールが「本物」に近づくにつれて、かえって違和感が強くなるのは不思議だが、それだけM男性のファンタジーは千差万別ということなのだろう。
と、思っていたら、春川ナミオ氏がアドバイザーになっている実写ビデオが発売されていた。内容はモロに「女性看守刑務所」「集団踏みつけ」「人間便器」と、ありがちだが、さすが自分の絵で表現する世界観が確立されている氏の作品だけあって、「Femdomもどき」な作品よりずっとツボが分かってるなぁ、と興味津々だった。
フェチな世界のニッチなレーベルらしく、今時えらく値段が高い。
やっぱりどんな世界にもメジャーな部分とニッチな部分とがある。私は、ニッチ派なので、「いかにも」じゃない作品が増えたら、嬉しい。
「フェチ専門総合サイト Fetish World」内、「般若娘」レーベルの紹介
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