街でふとすれ違った女性や、たまたま電車で隣り合った女性に性的な欲情をかき立てられ、ふと浮かび上がる妄想。「常識ある大人」として、自分の頭の中に封じ込めておかなければいけない妄想を、敢えて展開してみたシリーズ。
- 妄想を展開する【01】
- 妄想を展開する【02】
- 妄想を展開する【03】
- 妄想を展開する【04】
- 妄想を展開する【05】
- 妄想を展開する【06】
- 妄想を展開する【07】
- 妄想を展開する【08】
- 妄想を展開する【09】
- 妄想を展開する【10】
- 妄想を展開する【11】
- 妄想を展開する【12】
- 妄想を展開する【13】
- 妄想を展開する【14】
- 妄想を展開する【15】
- 妄想を展開する【16】
- 妄想を展開する【17】
同じオフィスで働く同僚女性が発する甘い汗の薫りに惹かれ、彼女を倉庫に誘い出した私は、「彼女」を捕らえることに成功する。
梁から伸びる縄に両手首を絡め取られて吊られた姿でもがく「彼女」と「私」。
戒めを解くことを懇願し、それが叶えられないまま続く「私」の行為。
どこまでも焦がれた「彼女」自身の薫りを味わう「私」。その行為は「彼女」の想像した範囲を超えて続く。
自身が知らない感覚を「私」によって掘り起こされていく知加子。その狼狽が彼女の態度を変える。
困惑と狼狽に支配された知加子から離れ、「意図」をほのめかしながら姿を明滅させる「私」。
倉庫に一人残された知加子と、彼女を残して一人立ち去った「私」の意識はそれぞれに高まる。
再び知加子の前に戻る「私」。しかし、私自身もまた、このまま進むかどうかの煩悶に包まれていく。
知加子から数メートル隔てて姿を影に隠す私。ただならぬ雰囲気におびえる知加子と私。
「私」の姿は、知加子が想像すらしなかった形で目の前に現れて。
囚われ、恐怖に支配された知加子の「女」を掘り起こす「私」。
次第に、「私」の情念は知加子に認識され、さらにその困惑が広がり続ける。
「私」の戦利品、知加子の反応、私の想い。退くも、進むも、その道のりは全く見えなくなって。
「我」を忘れた「私」が、起こした嵐と失敗
失いたくない温もりと愛おしさが、知加子に本心を伝えることを拒んで。
「償い」を想う「私」。
後悔と自責の念に支配されて
【継続中】
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