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Visions of Masochist
自分を律し、行き先を指し示す【Vision】。 しかし、行き先の分からない「背徳の幻想」が、私の中には存在する。
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苦痛を鑑賞する
 またもやさやかさんのブログ「ほ・放置責め」にリンクが張られていたサイトに釘付けになった。

http://www.cruxbitches.com/

 全裸の女性を十字架に磔にして、苦しむ様をただ撮り続けるそのシンプルさに、身体がゾクっ、とした。

 磔はとても危険な責めだから、簡単に真似するわけにはいかないけれど、十字架の縦棒に両足を必死に押し付けて身体を押し上げて手首の拘束具の痛みを和らげようともがく姿を、久しぶりに自分に置き換えて妄想してしまった。
 中でも、このクリップ最後の女性(4人目?)の姿は、私がよくする妄想に、とても近い。

 両手首をまとめて高く吊られ、両脚は左右に大きく広げて固定されている。蒸し暑い倉庫の中の空気は、苦悶の中で全身から汗を絞り出し、ぬらぬらと肌を光らせていき、少しでも呼吸をしようと頭を後ろに倒したまま、首筋を晒して呻き続ける・・・。

 少なくとも男なら、こんな姿の女性を見て、黙っていられるものだろうか。抱きつくにせよ、胸に震いつくにせよ、汗を舐めるにせよ、全く身動きができないまま全身を晒す被虐美は、普遍的なものだと思う。

 この姿勢は、見ているよりもずっとずっと、苦しい。

 両手首の痛みに加え、時間がたつにつれて、真下の方向にかかり続ける自分の体重が太腿の内側から股関節を不自然な方向に責めていき、両脚が閉じれない苦痛は、全身を汗で濡らすのに充分過ぎるほどの強さになる。

 両脚をしっかり床につけていたとしても、両足の親指を爪先立たせることで少しでも股関節の角度を小さくしようと身体を伸ばそうとせずにはいられない。

 アルファインになら、自分の前面には大きな鏡がある。

 かつて女装した自分の姿を映したその部屋で、今の自分自身の姿を晒すことはあるだろうか。

 「誰か」に見られたいのでも、「一人」で完結したいわけでもない。苦悶の先に、心から恋慕する存在が、私を見て性的な高揚感を味わえるとしたら、下僕として、こんな幸せはないと思う。
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