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Visions of Masochist
自分を律し、行き先を指し示す【Vision】。 しかし、行き先の分からない「背徳の幻想」が、私の中には存在する。
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頭で達する絶頂【02】
 男性の絶頂の瞬間は、「射精の瞬間~射精が終わるまで」である。このことをもう一段高いところから眺めてみると、

 「射精をもたらす主原因は何か」という疑問が生まれる。

 男性の性は単純であり、どんな状況下に置かれても、前立腺を上手く刺激されれば射精するだろうし、もっと単純に言えば、亀頭の部分にバイブレーターを当て続けて射精に至らないことはまずあり得ない。

 射精した後も刺激を続けていけば立て続けに射精できるのかどうかは個人差もあると思う。でも、少なくとも単純な振動、擦過刺激を続ければ射精には至ることができる。興奮しているか否か、性器が屹立しているかどうかにはあまり関係がないだろう。

 そして、性器への擦過刺激以外の方法でも絶頂を迎えることができるM男性が存在する。私もその一人である。

 「頭で達する」ことと「体で達する」ことが複雑になる原因は、

 「頭で達して、射精した」
 「頭で達しなかったが、射精した」
 「頭で達しなかったが、射精もしなかった」

という3つの「絶頂」を、M男性が感じているからである。

そして、最後に

 「頭で達したが、射精しなかった」

が最も複雑で、理解することが難しい。「射精」の部分を「勃起」に直すことできるからだ。

 男性同士のSM行為には、絶頂を極める際、「射精」の有無に焦点が置かれることがある。男性というものは一番手っ取り早く快感を求めると射精欲しか表現手段がないため、SM嗜好がある、といっても、実際は、

 「SM的な行為で興奮させて、射精させてほしい」

 という欲求だけでSとMが対峙することがある。そのため、純粋な(という表現は正しくないかもしれないけれど)主従関係を伴うS男性ほど、SMプレイの最中に射精を求めない、ことをMに課すような気がする。

 私は、男性同士のSMの最中、射精させられることを極端に嫌った。射精はM的な快楽の終わりを意味する瞬間だったし、射精さえしなければ、体を貫く興奮と息苦しいような高揚感をずっと味わうことができるのだから。

 けれど、それでも、性器を触られないまま射精してしまうこともある。体の絶頂を極めさせてしまうほどの頭の絶頂、それを私は「ドライオーガズム」だと思っていたし、相手が男性か女性かには直接関わりがないと思っていた。

 ところが、私はやっぱり生物学的な「男性」であり、相手が女性だからこそ射精を伴わない絶頂を迎えることがあることに最近気がついた。

 ・・・以下【03】に続く
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